NAXレビュー

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藤原 陽祐

NAXに度肝を抜かれてしまった

オーディオ・ビジュアル評論家

藤原 陽祐

微弱な音声信号を伝送するインターコネクトケーブル、デジタル音声信号を扱うデジタルケーブル、あるいは家庭のコンセントから電源を供給する電源ケーブルと、オーディオ、AVシステム様々なケーブルが存在するが、最終的なクォリティに対する影響の大きさということでは、LANケーブルが最右翼ではないか。

こんな感覚を持ち始めたきっかけとなったのが、いまから2年ほど前に登場したAIM電子のLANケーブル、NA9だ。ハブとネットワークプレーヤー間のケーブルをNA9に変えた途端、ヴォリューム感に富んだ落つきのあるサウンドに豹変。歌声、楽器の響きと、しっとりとして質感が高く、聴き心地がいい。これが同じシステムの音なのか! と疑いたくなるほどの変わりようなのである。

NAX はNA9の上位モデル。AIM電子が誇る技術、ノウハウを集結して完成させた最高峰となるLANケーブルだという。見た目にはシースの素材が光沢調に変わったくらいで、ケーブル自体の太さ、硬さは同等で、テレガートナー製RJ45端子も一緒だ。導線については、線材のコーティングやシールドの取り方を変更しているようだが、自慢の「パルシャットMU」4層シールド構造は変わっていない。

これでNA9のパフォーマンスを越えられるのか。半信半疑で、NAXに変えたが、その変貌ぶりに度肝を抜かれてしまった。自然体の穏やかな聴かせ方だが、音の線が太く、しなやかだ。あくまでも穏やかに、あるがままに描きだしていくというスタンスで、アップテンポのリズムも小気味よく反応し、音に粘りがある。繊細さと力強さを併せ持った上質なサウンドにすっかり魅了されてしまった。

オーディオ・ビジュアル評論家

藤原 陽祐

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