NAXレビュー

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潮 晴男

分解能が高く上質感をもたらすNAX

オーディオ評論家

潮 晴男

NA4より一か月遅れでリリースされたNAX(NAテン)は、エイム電子がこれまでSHIELDIOシリーズとして発売してきたLANケーブルの最高峰、NA9の上位に位置するケーブルである。

非磁性体でありながら、電磁波をはじめ外乱ノイズの除去効果の高いパルシャットMUと呼ぶ素材を加えた4層構造のシールド材で徹底したノイズ対策を施し、伝送する信号の純度を高めている。また導体には無酸素銅を用い、さらにこの線材に純銀をコーティングするという贅沢な手法により、導電効率を高めていることも特徴だ。端子にはテレガートナー製の信頼性の高いものが使われている。

試聴してみるとNA4より洗練された感じの音になる。価格を考えれば当然と言えなくもないが、音の品格が別ものになる。クラシックの楽曲ではまるで楽器のグレードが上がったかのようなサウンドになるのには驚いた。

これ見よがしなところが一切なく、あくまでも自然体。誇張感もなければ演色感もない。分解能が高いので滑らかなのに切れがあり、低音域まで解像度が上がる。実に後味の良いケーブルである。

デジタル伝送だからケーブルはインピーダンスの整合だけをおこなえばよい、と言うオーディオ・ファンもいることだろう。しかしながらデジタル伝送であっても、ジッターとリップルが伝送途上で発生する限り、オーディオ再生においては避けて通ることはできない。専用に設計されたエイム電子のLANケーブルは、間違いなくあなたを、まだ見ぬ新しいオーディオの世界へと誘ってくれるはずである。

オーディオ評論家

潮 晴男

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